●7月12日 「サンダーストーム」




イブリスが最近最も恐れているもの














人体発火













え〜、↑はあんまし本つぶやきと関係ありませんので
気にしないでください…








皆さんは『六曜』をご存知だろうか?



『六曜』の名に聞き覚えがなくとも、

先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口

と聞けば、おそらくピンとくるであろう。



古く、中国で時刻の吉凶占いとされたもので、
日本には明治時代に伝わり、日の吉凶占いと
して今日まで取り入れられ、広く普及している。





なぜ、このつぶやきで『六曜』のことを取り上げたのか…







それは…





私がこの『六曜』に日々の運命を大きく左右されるからである!













特に、













仏滅









大安










ほんっっっとに左右されるのであるッッ!!








私の人生振り返ってみると…





● 大安の日の出来事

1.シューティングマッチで優勝
(嬉しかった)

2.初めてドラゴンメンバーとオフ会
(楽しかった)

3.街中で偶然旧友と遭遇
(語り明かした)

4.欲しい物を高確率で発見する
(カネが飛んだ)






対し、






● 仏滅の日の出来事

1.スキー研修で事故未遂
(死にかけた)

2.帰郷中、高速道路で事故に遭遇
(3時間待たされた)

3.行きつけの歯医者、麻薬所持で逮捕
(ビビった)

4.東京のコミケへ行った
(もう戻れなくなった)

5.パソコン壊れた
(泣いた)






こんなモンばかりではないのだが、
本当に大安の日は良いことがあって、
仏滅の日は悪いことがある。








もっと具体的な例を挙げてみよう…








今週の金曜、六曜は仏滅、それは起った。








私はその日、大学のゼミのために帰るのが夜7時と遅くなり、


天候も優れなかったので早めに帰ろうと教室を後にした。










そのときである。

















ピカッ!











ズドォォーーーーーン!!!












落雷である。




ドイツ語に直すとブリッツ・シュラーク。









いきなりだったので、普通にビビった私。





そして落雷の衝撃音が止むと同時に
世界を貫かんばかりの勢いで豪雨が降り始めた。







そのとき友人2人とゼミの先生、計4人で一緒に居たのだが、

この豪雨とその豪雨に負けぬ落雷数に

皆、廊下で立ち尽くしていた。




「やばいぞ…これ…」




誰ともなく、声を上げる。





先生を除く私たち3人はその日、全員自転車(傘は持っていた)で登校していたのだ。





土砂降りの中、傘を差し運転している学生に落ちる雷…





嫌ぁ〜な予感が脳裏をよぎる…






1人は実家通いなので、家に電話して迎えに来てくれることになった。




が、私ともう1人は一人暮らし。しかも学校からやや離れた所に住処がある。








そのとき、

見かねた先生が自転車を車に乗せて家まで送って行ってくれると

まるで仏のようなお言葉をかけてくださったのである!!






「H先生…ありがとうございます!!」



搭載量の関係で、一人一人別に送って行っていくので、



どちらかにはしばらく学内で待っていてくれとのことだったが、



この天候ではまさに救いの手!



私たちはそのご好意に甘えることにし、1階へと降りた。











するとどうだろう。



さっきまであれほど降っていた雨が

止んじゃってるじゃありませんか!!






いやはや、天候というものは分からないものですな…



が、雨は止んでもまだ雷は南方へ移動しつつも鳴り響き、落ちまくっている。



油断禁物。



もう1人の友人はまさにその南方の方に家があるので、



先に友人の方を送っていってもらうことにした。






そのとき、私は考えた。



雷雲は南方へ向かっている。我が家は西。方向が全然違う。



西空を見てみる限り、向こうも雨は止んでいるっぽい。






“これなら帰れるかもな…”






私の勘が、そう囁いた…





先生にも悪いと考え、

私は「大丈夫そうだから友人だけを送っていって下さい」とその旨を先生に伝えた。



先生も同意し、車を発進させた。









私はこのとき、致命的なミスを犯していたのだ…






今日は「仏」をも滅ぼす仏滅だと、気づいていなかったのである…









そのまま、南方の雷を左に聞きつつ、私は自転車をこいで寮へと向かった。





ゴロゴロゴロ…



ドォーーン





ふ…予想通り、雷は遠ざかっている!


私の勝ちだ!!







勝利を確信し、自然と顔に笑みが浮かんだ。





ゴロゴロゴロ…



ドドーーーン




キコキコキコ… ←自転車をこぐ音









ゴロゴロゴロ…




ズドーーーン!





キコキコキコ…









ゴロゴロゴロ…







ん? さっきから雷の音が近くで…


そう思い、振り返った瞬間、








ピカッ!







ズドォォーーーーーン!!!







稲妻が落ちました。


すぐそばに。







「ひっ」



小さく悲鳴を上げ、全速力でこぎはじめる私!









か…




雷が追ってきやがった!!











雨もパラパラと降り始める…



そんな中、全速力で走る私を、

まるでゴキブリを殺すべく振り下ろされる丸めた新聞紙のごとく


背後から迫るブリッツ・シュラーク!




夜7時…まだこの時間帯はわずかに明るく、

真っ黒な雲が赤みを帯びて、まるで血のようなドス黒い空。


そしてその夕日に照らされる、紅蓮の稲妻…






赤いイナズマが僕を攻める〜♪



(↑ 洒落になりません)








雷と追っかけっこすること10分、


何とか私はギガデインの嵐から逃れ、


寮にたどり着くことができました…






もう服も靴も鞄もびしょ濡れでしたが、


私は生還の喜びを謳歌してましたので何の苦にもなりません。





いや〜、それにしても、





久々に、死を身近に感じました…





ここにまた、仏滅の恐怖が私の記憶に刻み込まれたのである…








よく考えれば、一段落着くまでどこかで雨宿りしてりゃよかったものを…

と、今更自分に突っ込んでみたりしてます。





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